我が家の目の前の道路は私道となっています。
道路に面している家の共有道路と言うことになっているのですが、補修が必要になった場合、誰に言えば良いのでしょうか。
補修をした際の体験談をお伝えします。
共有の土地はマイナス?

我が家の前の道路は私道となっており、道路に面している6件の家の共有の土地となっています。
住みだして早々、道路の補修がしたかったのですが、うちの場合は家を建ててくれた業者にお願いして補修をしてもらいました。
共有の土地のため6件の合意が必要になるところでしたが、うちの場合は道路を補修する際に家への出入りに影響のある1件のお宅にのみ了承を得て補修ができました。
我が家の家の前の道路を補修することによって影響がない家に対しての了承は得ずにアスファルト等の補修をすることができました。
共有の私道とはどのようなもののことを言うのでしょうか。
家の前面が共有の土地であることはマイナスになることが多いのですが、それはなぜなのでしょうか。
共有の土地は自分の土地ではない

文字通り、共有の土地のため自分だけの土地ではありません。
一般的には道路に面している全ての家が、それぞれ持分として持っている土地になります。
占有できる自分の持ち物ではないのですが、固定資産税はかかるし自分の好きなように触ることができない土地になりますので、マイナス要素が多いことになります。
共有の土地を自分の好きなようにできなくするのは、自宅の前だからと言って車などを止めてしまうと、その他の家の人の車の行き来が出来なくなったりしてしまうからです。
そのため、共有の土地と言うことにし、道路に面している全ての家の持ち物とします。
特定の誰かのものではなく、みんなのものと言う扱いです。
共有の土地の整備について

我が家の前の道路はもともとが私道だったのですが、アスファルトで舗装されていない道だったようで、土のままの道路だったのですが、我が家の区画の家を建てる際に建設した会社が舗装をしました。
もともと住んでいた人達からしたら、無償で土の道路が舗装された道路になるので、断る理由もなく舗装された道路にしたようでした。
引っ越しすぐに発覚したのですが、雨が降ると我が家の前には大きな水たまりができてしまいます。
もともと、土の道路だったこともあって舗装したと言っても水平を取っている訳でもなく、土の上にただアスファルトを敷いただけのものでした。
建設してくれた会社へ伝えたところ、入ってすぐと言うこともあって、アスファルトを一部、めくって雨水を逃がす排水溝を作ってくれました。
こう言った対応は大手の建築会社ではできないことだろうと思います。
本当であれば道路に面している6件の家に了承を得る必要があったのでしょうが、家が建ってすぐ(舗装をして間もなかった)だったこともあり、道路を補修することで影響がある家、1件にのみ断りを入れることで補修ができました。
共有の私道の管理は誰がやる?

私道と言う名前が付くだけで一気にマイナスなイメージを持ってしまいます。
公道であればアスファルトが痛んだのであれば、市などに言っていく先があるのですが、私道の場合は言っていく先がありません。
共有の土地となっているので、みんなで協力して補修していくしかありません。
やはり、私道となる部分が共有の土地となることに関しては少しマイナスイメージが付きまとってしまいます。
いっそのこと自分の土地だと言われてしまった場合は、自分自身で補修もできるのですが、みんなのものと言われてしまっては、同意を得る必要もありますし、補修費用のことにも気を使わねばいけないと思います。
ただ、反対に考えると私道だから大事に使うと言った考え方もできますし、みんなで協力してきれいにすると言った考え方もできます。
できるだけ、長く使える道路にしたいと思いますので、日頃から近所の方とは良好な関係を築ければと考えています。
そのような意味から言うと、共有の土地の私道はマイナスばかりではなさそうです。


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