売買契約は人生に、何度も経験のすることのない場面です。契約書を目の前にして、初めて聞いた条件などがあった場合に、その場ですぐに質問し解決することは難しいです。売買契約をするまでに不安な点がない状態にしておきましょう。
住宅購入の売買契約
売買契約と本審査について
住宅購入の売買契約を行う際に、銀行での借り入れの本審査を行うことになります。
本審査時では、いろいろな書類に氏名や住所を記入する必要があり、全ての書類に実印を押印する必要があります。実印とは印鑑登録がされている判子のことで役所での手続きが必要です。自分の場合は住宅購入する際に備えて事前に済ませておきました。ただ、住宅購入する際に仲介業者からも銀行からも実印を持っているかなどの確認は、事前にありませんでしたので、持っていることが当たりまえの流れで話が進んでいました。
自分が世間知らずなだけなのかも知れませんが、この時が人生で初めて実印を使うシーンになりましたので持っていることが当たり前の空気にちょっとした違和感を覚えました。
将来的に住宅購入をする予定のある方は、印鑑登録を済ませておきましょう。
重要事項説明について
売買契約の際には、重要事項説明が行われます。正直なところあまり記憶に残らないイベントになります。ただ、不動産屋さんとっては売買を行う際には重要なイベントになります。宅地建物取引士が売買契約までに実施する義務がありますが、実情は書類に書いていることを読み上げるだけのことが多いようです。
自分の場合も不動産屋さんが書類を読んでいるのを聞くだけのイベントでした。ところどころで、わからないところがありますかと確認してくれました。自分の場合は、売買契約の前に気になった点は都度、連絡をし質問をしていましたので、重要事項説明の際には気になる点はなかったため読み上げてもらうだけで十分でした。
売買契約に関しては、一般人は何度も経験することがないイベントになります。そして、重要なイベントであるはずです。不動産屋さんや銀行の方にとっては重要なイベントであることには間違いありませんが、買い手である自分にとっては、そこまで印象に残るイベントにはなりませんでした。
仲介業者と信頼関係を築く
不安を解消するために確認をする身近な存在
仲介業者の担当者の方との関係は、物件探しから引き渡しまでの間と言う長くない期間で終わってしまう関係ではあります。ただ、検討中の物件の不安な点を解消するためには手助けをしてもらう必要があります。手助けをしてもらうためには少なからず信頼関係は必要です。仲介業者の方から見ればこちらは、お客様ですので、丁寧に接してくれますが、こちら側もわからないことを多く教えてもらうことになりますので、丁寧な態度で接するのが礼儀です。
その点から言っても、値引交渉等で無理難題を言ってくる客だ、などと言った印象を持たれるのは良くないでしょう。
無理難題を言ってくる客と必要なことを質問してくる客は全く違います。親身に受け答えをしてくれる仲介業者の担当者であるかを見極めましょう。
自分の場合は運よく信頼できる仲介業者の担当者に巡り合えましたので、売買契約の前には住宅やその他の条件に関する不安な点が解消できていましたが、購入物件に関しての不安な点がある場合は、売買契約の前までにすべて解決するようにしておきましょう。
住宅購入を考える際には多少なりとも勉強が必要です。
いろいろな情報をネットで得ることができますので、何も知らない状態で売買契約まで進む状態は避けましょう。
ただ、いくら勉強してもプロから見れば少し詳しい素人程度です。わからないことは全て聞けるくらい、仲介業者の担当者との信頼関係は築くのがベストです。
それが、良い物件と巡り合える近道になるかも知れません。
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